
人生のリセット場所として選んだシドニーも変わってしまい去ること2年前。中国の発展と共に起こった資源ブームで物価も跳ね上り、波に乗り損ねた人達と、にわか資産家と二極現象が発生。おまけに中国の経済力でシドニーの一等地を買い占められて高騰した不動産価値に地元の人間は80歳までローンを組む羽目になりました。返せなければ子供が借金を受け継ぐ異常事態です。街中にホームレスが寝転がるようになりました。大声で「黄色人種は嫌いだ!」と叫ぶ声も耳にします。アジア料理店の窓ガラスを通りすがりに傘で叩きわろうとする若者も先日見ました。当然ながら東洋人相手にぼったくりが増加。今までの彼らの呑気で明るい笑顔の下に潜んでいた影が見えだしたのです。
予定しなかった新な人生のリセット場所は親日家までいかなくても反日ではない事が条件でした。オーストラリアは反捕鯨や昔日本軍に侵入された経験から最終的には反日の銅像を建てる案に乗り気で多くの日本人が永住権を捨ててオーストラリアを離れました。そこで私が選んだ次の場所がパリですがここでも中国旋風吹き荒れて間違われる度に私は多めに買わされたり値を誤魔化されたり。ただフランス人には一度不快な目に遭わされていません。
中でも恐喝等は全て移民、または親が移民でした。一番危険だったのは豪州には距離的に多く来ない為に私には馴染み薄い民族でした。踊るような笑顔が突如犯罪人の顔に急変したのを見ながら「アメリカ・テレビで放映されるように本当に犯罪の老舗だったんだ」と妙に納得したものです。英国を始め、アメリカも移民排他傾向ですが、フランスも例外ではありません。ただ自己の経験から仕方ないかもな…と感じます。
人を差別することが良くないに決まっていますが、個人同志の愛ではなく国を更に発展させたいという経済理由、つまり「愛」ではなく「欲」で受け入れたら大きな代償を支払う事になるのかも?と感じます。かつてNHKの朝ドラで活躍を見せたエリーさんは愛のために日本を愛する覚悟で移住なさりました。ところが「制度」に受け入れられた移民は誰に対する感謝の念はなく、制度を最大限に利用することばかり考えるようです。欲は欲を呼び、治安が乱れてきたのを見て「国際結婚は幸福、縁故なし外国人受け入れ制度は不幸の種」 人間の長所と短所を両方受け入れた上での結論です。
一軒だけお勧めできる店があります。かつて大人気のレバ刺しですが、ここ豪州では禁止されてません。
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